整体のマインドのお話

治療院とか医療機関に来院される方は

何らかの症状をお持ちになっている。

それでその症状が辛いから

それをどうにかしてほしい

と思って来院される。

これには多分例外はないはず。

症状というのは辛いのだけれど

必要があって起こっています。

熱が出るのは体の中に侵入した

ウイルスや、ばい菌なりをやっつけるため。

ギックリ腰は腰に無理な力が加わったときに腰周辺の筋肉が緊張して活動を止めて脊髄や脊椎やらを守ろうとしているため。

足関節を捻挫したら腫れます。

あれは腫脹することで関節の安定を図る、言ってみればサポーターとかギプスとかの役目をしているんだ。

と以前、教わりました。

腫脹はやっつけるべき敵と思っていたその頃の僕はビックリした記憶があります!

症状というのは確かに辛いものですが、

その人の敵ではない、ということなんだろう。と思いました。

施術者がやっていることは

症状(を出している脳)に

「もう頑張らなくて大丈夫だよ」

ということを伝えることなんだと

考えるようになりました。

施術者によって考え方は違うと思いますが、僕はこのマインドを大切にしています。

全ての症状がコレに当てはまる訳でもないし、正解があるようでなかったり、前回は良くなったのに今回は良くならないというケースがあったり。

その時その場で考えて、やり方を変えていく柔軟性が必要だと思います。

まだまだ整体院として技術も知識も成長していきます。