慢性疲労症候群のお話
慢性疲労症候群という名称はご存知でしょうか。
強い全身倦怠感、慢性的な疲労感が休養しても回復せず6か月以上にわたって続く状態を言います。
同時に発熱やリンパ節肥大、咽頭痛、頭痛、筋肉痛、関節痛、脱力感、睡眠障害、思考力低下、抑うつ、不安などの症状を伴ったりします。
一般的に人の身体は疲労した時は休養すれば回復します。
ところが慢性疲労症候群の患者さんはいくら休養しても改善しません。
どうしてか?と言いますと慢性疲労症候群の患者さんは疲労感こそありますが、お身体が疲労している訳ではないからです。
もちろん発症の引き金になったのは過労やそれに伴う脳疲労が原因かもしれません。
しかし、今現在動けないのは疲労が原因ではなく、
お身体の現状をピンチと認識した脳が活動をシャットダウンした状態になっていることです。
自動車で例えるならエンストしたりバッテリーが上がって動かなくなったら、、いくらガソリンを入れても動くようにならないのと同じで、
慢性疲労症候群の患者さんはいくら休養しても治らない、でしょう。
慢性疲労症候群は副交感神経が優位になった状態、
交感神経が働いていないから動けない状態です。
復活するためには交感神経を動かす様にしなければなりません。
疲労感がある時こそ、逆に身体を動かしてあげるといいかもしれません。
家に帰ってバタンキューではなく、お風呂に入る。家事をしてしまう。とか
休日ならいつも通りの時間に起きて陽の光を浴びて時間があれば外に出かける。とか
些細なことでリフレッシュして身体が楽になるかもしれません。
是非お試しください♪